クリ-ミ-ココア
「比奈を目立たせて、上位にいけば比奈だって自信つくし先輩達から嫌な目で見られないと思ったから…」



え??そうだったの?


ある意味私を守るために?


セリにはセリなりに考えがあってしていたんだ…



「有名にするために派手な服着せて写真売って…まっ!恋也先輩に持ってかれちゃったけどさ」



そう話したセリはゆっくりと歩き出した。


私も後を付いていく。



「それが棄権だもんなーぁ!しかも男といただなんて。恋也ファンが聞いたら…」


「すみません。」



毒下セリは健在のようだ。


「けど比奈は勝手に目立っちゃうみたいだからね。周りがそうさせてるんだよ。ほっとけないってかさ」


「そう…なの?」


よくわからないけど。
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