クリ-ミ-ココア
セリはその後も、1位は2年生の先輩だったとか


学年でコスプレ喫茶の売り上げが1位だったとか


昨日行った打ち上げは盛り上がったとか


私の知らない話をしてくれた。



教室内の片付けも一段落してセリは崇のクラスに行ってしまった。


私も帰ろうと椅子から立ち上がる。



「比奈〜イズミ君来てるよ。」



イズミ君??


声がした廊下を見ると確かにイズミ君だった。



「イズミ君も片付けに来たの?」


「ちょっと話がしたくて。」



ふわっと笑ったイズミ君だけど、なんだか無理してるように見えた。
< 346 / 383 >

この作品をシェア

pagetop