クリ-ミ-ココア
学校が始まって一週間。
久しぶりに訪れた食堂で、これまた久しぶりにイズミ君に会った。
3年生がいない今の時期は、戦争のような食堂も少しましになっている。
風邪を引いてしばらくぶりに見たイズミ君は
顔に傷を作って……
私の前に突然現れた。
「えーと…。」
どこから話し掛けた方がいいのか…。
あけおめ?
それとも風邪大丈夫だったとか?
「うわ!何その顔!」
セリさん……
私が考えてた事をサラリと顔を出したセリに持ってかれてしまった。
「平和主義者が喧嘩かよー。」
崇は私と向かい合わせで座るイズミ君の隣に腰掛ける。
イズミ君は痛々しい口元を触りながら答えた。
「学校来るなり殴られた。病み上がりなのによ。」
「誰に?誰に?」
お弁当を広げ、何故か声が弾むセリを軽く睨むとイズミ君は私をジッと見つめる。
久しぶりに訪れた食堂で、これまた久しぶりにイズミ君に会った。
3年生がいない今の時期は、戦争のような食堂も少しましになっている。
風邪を引いてしばらくぶりに見たイズミ君は
顔に傷を作って……
私の前に突然現れた。
「えーと…。」
どこから話し掛けた方がいいのか…。
あけおめ?
それとも風邪大丈夫だったとか?
「うわ!何その顔!」
セリさん……
私が考えてた事をサラリと顔を出したセリに持ってかれてしまった。
「平和主義者が喧嘩かよー。」
崇は私と向かい合わせで座るイズミ君の隣に腰掛ける。
イズミ君は痛々しい口元を触りながら答えた。
「学校来るなり殴られた。病み上がりなのによ。」
「誰に?誰に?」
お弁当を広げ、何故か声が弾むセリを軽く睨むとイズミ君は私をジッと見つめる。