クリ-ミ-ココア
ブーブーブッッ…



「あっ!きれた」



まじ!????



セリが眺めている携帯を取り上げ、着歴から見たくない文字を見付だし発信ボタンを急いで押す。




まじで乗り込まれるよ〜ぉ

もう2Fから1Fの階段下りてるかもしれない……


奴ならやりかねない。


人が見てようが関係ないんだ。


心臓がバクバクしてきた…


「まじで来るかな?先輩」



廊下の辺りを気にしながらキョロキョロするセリ



こいつ…………



「おせーーッッ!!バカ!!!」



キーーーーーーーーン



呼び出し音が切れた瞬間の一言目に脳がぐわんぐわん揺れた。



「…来てないよね!?来てないよね??」


「はっ?なに」



焦る私すでに涙目。



いらいらMAXな電話越しのあいつ。



楽しそうな顔でこっちを見ているセリを見返しながら口を開いた。
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