クリ-ミ-ココア
「酒もらってくるかなー!またね比奈ちゃん」



手を振るソウタ君は颯爽と行ってしまった。



結局何だったんだろう…


よくわからなかったな


ソウタ君の言ってる事。



「あっプリン…」



あいつの手に握られているプリンを見つめながら呟いた。


「やる。」



隣にドカっと座るとポイっと投げてきて慌てて受け取った。



さっきのコンビニで買ったんだよね?


私が食べたかったのよく分かったな…



「もー怒ってないの?」



プリンの蓋を開けながら小さく聞いてみた。


「ソウタに何吹き込まれたのかにもよるな」



持っていた缶ビールを口に含み前を見据えながら答える。
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