クリ-ミ-ココア
「あー!もう混み始めてない?早く早く!」


「待ってよ〜」



走って先に行くセリに私は自転車を店わきに止めながら叫んだ。



「イズミ君ここの看板男みたいなもんだから列んで買うまでに時間かかるんだよね。」


「そうなの?」


崇は私を待っていてくれて店内を覗きながら話す。


「セリは顔なじみって事でアイスサービスが目的何だろーけど」


セリを見ながら優しく笑う崇に私は羨ましく感じた。


セリは幸せ者だな…。



「俺等も中入ろ」


崇の言葉に後を追う。
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