あたしのパーフェクト★BOY
「知らなかった なんか可哀想・・・・・・」


結衣が残念そうに言うと珠代が「そんな事ないよ」と言う。


なんとなく怒った感じで。


「A組の生徒たちは良かったと思っているわよ 遠足なんかより勉強をしていたいんだから」


だんだんと頬がふくれていくのが分かる。


無理もないのかもしれない。



――珠ちゃんは特進クラスに入らなくても学年で5番以内に入っている。もともと頭がいいのだろうけど、努力もしているのだろう。だから遠足に行かない特進クラスにイライラしているんだ。



「神崎くん 覚えているかな?あたし春日珠代 転校するまで遊んだ事があるんだけど」


珠代は勇気をだして玲央に言ってみた。




< 111 / 464 >

この作品をシェア

pagetop