あたしのパーフェクト★BOY
そっぽを向いていた玲央は視線を珠代に戻す。


「・・・・・・ごめん 結衣しか覚えていないんだ 結衣、もう行くよ」



玲央は結衣にカメラバッグを返すとB組のバスへと行ってしまった。



「ちょっと残念 10歳だから覚えていると思っていたのに・・・・・・」



本当に残念そうだった。



「結衣~ 久しぶりだな~!大丈夫なのか?」


リュウがやって来て心配そうに聞かれる。



「久しぶりって 学校行かなかったの昨日だけじゃん」



結衣はそう言うとリュウをおいてバスの中へ入った。





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