あたしのパーフェクト★BOY
* * * * * *



玲央のクラスB組は先に行ってしまったようで知っている生徒もいない。



歩いている結衣の周りには同じクラスの生徒。



――やっぱりリュウに持ってもらった方が良かったかも・・・・・・。



カメラバッグは重くて疲れてきた。



結衣の歩みが遅くなる。



「結衣?大丈夫?疲れた?」


隣を歩いていた珠代が気にかける。



「ん?大丈夫 まだまだ行けるよ」


ごろごろとした石が邪魔で余計に疲れる。



――これじゃあ、写真を撮る余裕なんてないよ・・・・・・。



上に進むにつれてひんやりとした空気になっているのだが、結衣はこめかみから流れる汗を手の甲で拭う。



リュウはさっきまで近くを歩いていたが、やはり体力の差が出てずっと前を歩いている。



珠代が隣で歩いてくれているのが救いだ。




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