あたしのパーフェクト★BOY

敵わない相手

「37.7度・・・・・・とにかくここで休ませてから帰るしかないわ ご家族は駅まで迎えにこられるかしら?」


女医が体温計を救急箱にしまいながら聞く。



「連絡してみます 連絡がつかなかったら送りますから」


玲央が言った。


女医は改めて目の前の生徒を見た。



――彼が職員室で話題の子ね なるほど誰もがカッコいいと思う顔をしているわね それに身長も高くて細身だけど綺麗についた筋肉。



半そでのTシャツから伸びた長い腕が見える。


「そう?家は近くなのかしら?」


「はい」


玲央は約束すると女医は休憩所を出て行った。





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