あたしのパーフェクト★BOY

自己嫌悪

結衣は学校のある駅に着くまで眠っていた。


「結衣、結衣?着いたよ」



軽く結衣の肩を揺さぶると目を開けてぼんやりした瞳を玲央に向けた。



「ん・・・・・・」



顔は赤いので熱は下がっていないのだろう。



玲央は額に手を置いて確かめた。



――下がっていないか。



「皆が降りてから降りるからまだ眠ってていいよ」



そう言うと結衣は再び目を閉じた。




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