あたしのパーフェクト★BOY
* * * * * *




「まいちゃったな・・・・・・」



小降りだったら走って帰るのにすぐに土砂降りの雨に変わってしまった。



結衣は大きな木の下で雨宿りをしていた。



「こんなにすごい降りだといくら防水だからって、すぐに沁みちゃいそう・・・・・・」



結衣は雨にかからないようにカメラバッグを前に抱えた。



雨がすご過ぎて前が見えないくらいだ。






「結衣!」



玲央の声が聞こえて結衣は辺りを見回した。



バシャバシャと音が聞こえ、玲央が目の前に現れた。




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