あたしのパーフェクト★BOY
雨宿り
2人はベンチに座っていた。
辺りには誰もいない。
雨の音だけが聞こえる静かな時間だった。
そんな状態に結衣は堪えられるわけもなく落ち着かなかった。
そわそわしているのが分かったのか玲央に「トイレ行きたいの?」と聞かれる始末。
――どんだけムードがないのよっ
と心の中で怒る。
「行きたくなんかないっ」
ぶっきらぼうに言う結衣に玲央が笑った。
「じゃあ、寒い?」
顔を近づけられて思わずポカンと玲央を見る。
辺りには誰もいない。
雨の音だけが聞こえる静かな時間だった。
そんな状態に結衣は堪えられるわけもなく落ち着かなかった。
そわそわしているのが分かったのか玲央に「トイレ行きたいの?」と聞かれる始末。
――どんだけムードがないのよっ
と心の中で怒る。
「行きたくなんかないっ」
ぶっきらぼうに言う結衣に玲央が笑った。
「じゃあ、寒い?」
顔を近づけられて思わずポカンと玲央を見る。