あたしのパーフェクト★BOY
食事も何かをする動作もめんどうになる。


それでも結衣はしばらくするとベッドの上に起き上がりピンクのドレッサーの前に立つと自分を見る。


信也と多恵子に心配をかけたくないからだ。


――ちょっと目が腫れちゃった・・・・・・。


カメラマンで洞察力の鋭いパパには泣いた事が分かってしまうかもしれない。


下に降りて洗面所に向かう。


――誰もリビングにいなくて良かった・・・・・・。


洗面所でバシャバシャと乱暴に顔を洗った。




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