あたしのパーフェクト★BOY
「ほら、もう一曲歌えよ リュウ」


悠祐がカラオケの本とマイクを持たせた。



リュウは強引な方ではない。



玲央が現れるまではこんな関係でも満足していた。



だが、玲央の出現と共にリュウの気持ちも焦ってきた。



結衣が好きなリュウだ。



結衣の嫌がる事はしたくないが、玲央に結衣を取られそうな危機感がリュウの気持ちを締めていた。



リュウは黙ってカラオケ本を手にすると選び始めた。




< 263 / 464 >

この作品をシェア

pagetop