あたしのパーフェクト★BOY
玲央がモデルをやる事が条件。



小さい頃、モデルにならないかと道を歩けばよくスカウトされていた玲央だった。



だが、一度としてモデルになりたいとも言わなかった。



むしろ、嫌そうに見えた。



この間も遊園地から帰る途中、駅で芸能事務所からスカウトされたが玲央は聞く耳をもたなかった。



――玲央がモデルをやるなんて無理だし、もしやったとして入選してもあたしのカメラの実力じゃない。



結衣は歩きながら深いため息を吐いた。




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