あたしのパーフェクト★BOY
「父さん」


『玲央、考えてくれたか?』


決して無理強いをしない父だ。



この状況ではイギリスに帰るのもいい考えに思えてきた。



「・・・・・・帰るよ」



『わかった 母さんに伝えておく』




電話を切った玲央は携帯電話をベッドに放り投げた。


「俺は卑怯者だ・・・・・・エンリックから逃げ、今度は結衣から逃げようとしている・・・・・・」



顔を歪めた玲央は頭を抱えた。




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