あたしのパーフェクト★BOY
電話を切った玲央は結衣を見た。


青ざめた顔で身体を縮こまらせて震えている。



「どうしよう・・・・・・」



それしか言葉が出ない。



玲央は結衣の様子がおかしい事に気づいた。



瞳が虚ろで呼吸が荒い。



「結衣?お前、気分が悪いのか?」



玲央の大きな声にビックリした結衣は顔を上げるとフッと意識を手放した。


「あっ!おい、結衣っ!」


倒れる前に玲央は結衣を支えた。



額に手を置くと熱い。


結衣の身体が弱い事を忘れていた・・・・・・。



玲央はぐったりした身体を抱き上げると結衣の部屋に向かった。




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