あたしのパーフェクト★BOY

出発

――あたしはすごい自分勝手で・・・・・・頭の中がぐちゃぐちゃだ・・・・・・一緒に行って・・・・・・ゆっくり考える・・・・・・それが今のあたしに一番必要な事なのかもしれない・・・・・・。



「分かった?」



俯く結衣に覗き込むようにして玲央が見ている。



結衣は小さく頭を縦に動かした。



「・・・・・・ぉ、お願いします」



声は聞こえないほど小さく、結衣の中がいっぱいいっぱいなんだなと玲央は感じた。



「結衣、俺は意外と打撃受けていないからな?この事が無くても拓海の息子だってきっとばれていたと思う」


「玲央・・・・・・ありがとう」


結衣は玲央の首に抱き付いた。




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