あたしのパーフェクト★BOY
結衣は玲央より一歩先を歩いた。


だが歩いていても自然と玲央に追い抜かれてしまう。


――足の長さの差だ。


駅に着いた時、結衣はかすかに息を切らしていた。


――もうっ なんで朝から汗かかなきゃならないのっ


涼しい顔をしている玲央を睨むと改札を抜けた。



今日は晴れているけど梅雨に入りじめっとした空気。



――電車、クーラーが効いていると良いな。





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