あたしのパーフェクト★BOY
「いや、聖羅に頭が痛い」


「お兄ちゃん、いつもそう言うんだよ?」



天真爛漫に笑う聖羅。



「・・・・・・あたし、聖羅ちゃんと寝たいな あんなに広いお部屋でちょっと・・・・・・」



――きれいな部屋だけど、建物自体は古そうで・・・・・・昼間は疲れから眠れたけれど、今は全然眠くない。だからなおさら1人で部屋にいるのは怖い。



「怖いのか?幽霊は出た話は聞かないから大丈夫だぞ?」



「やったー♪」



聖羅は嬉しそうに言うと結衣の腕に抱き付いた。



「お兄ちゃんの事は良いから行こう♪ガールズトークしなくちゃっ♪」



「ガ、ガールズトークぅ?」



「結衣ちゃんが眠くなるまで聖羅、起きていてあげるね♪」


星羅はいたずらっ子のような笑みを浮かべた。


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