あたしのパーフェクト★BOY
――CMにでもなりそうなくらいカッコいい。


そう思ったら急に玲央を意識し始めてしまった。



心臓の音が隣の玲央に聞こえてしまうほどドクンドクンと鳴っている。



しかも早鐘を打つみたいに早い。



結衣は無意識に深呼吸をした。



「どうした?暑い?」



「えっ?う、ううん だ、大丈夫だよ」



やけにどもってしまう自分に慌てる。



「結衣」



玲央はテーブルに自分の飲み物を置くと、結衣の手からも缶を取り上げテーブルに置いた。



「そんなに緊張するなよ」



玲央の指が結衣の頬を撫でていく。





< 406 / 464 >

この作品をシェア

pagetop