あたしのパーフェクト★BOY
玲央の唇があたしの額に触れ、閉じた目蓋、鼻、頬へと触れて行く。



あたしは唇にキスしてほしくてたまらなかった。



そう思った時、耳朶に玲央の息を感じた。



「ぁん……」



思わず出た言葉に戸惑う。



「耳が弱いんだ」



そう囁いた玲央はあたしの耳たぶを甘噛みした。



「……ゃ、やめて……おかしくなっちゃう……」



感じた事のない感覚に結衣はどうしてよいかわからない。



玲央はあたしをお姫様抱っこすると、天蓋付きのベッドの上に静かに下ろした。



そして、肩に唇を落とし濡れたキャミソールに指がかかった。




< 460 / 464 >

この作品をシェア

pagetop