あたしのパーフェクト★BOY
「なにぼうっとしてるの?冷めすぎるよ?」


玲央の声にハッと我に返る。


「熱出てきた?」


そう言って玲央が右手を伸ばしてきた。



玲央の手が額に触れると胸がドキンと音をたてた。


「だ、大丈夫」


顔を引いて玲央の手から逃れると慌てて言った。



「なに意識してんの?」


意地悪げな笑みを浮かべて言う玲央。


「い、意識なんかしてないよっ!触って欲しくないのっ」


結衣はそう言うと鍋焼きうどんを食べることに集中した。




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