あたしのパーフェクト★BOY
11時ごろ、両親が揃って帰宅。


玲央は部屋に残って結衣は階下へ下りた。


「お帰りなさい」


「結衣ちゃ~ん ただいま~」


信也が結衣を抱きしめる。


「パパっ また酔っ払ってる」


多恵子が笑って2人を置いてリビングの中へ入っていく。


「熱は下がったのかー?」


信也が聞く。


「うん 下がったよ」



「あら、鍋焼きうどんを食べたのね」


綺麗に洗われた鍋を見て多恵子が言った。


「うん 玲央が食べたいって言ったの たぶんわたしの為だと思うけど・・・・・・」


――そうだ それを聞くのを忘れてた。


「具合が悪くなるといつも食べていたから 覚えてくれていたのね やっぱり彼は良い男だわ♪」


にっこりと笑うママに結衣は何気なく頷いた。




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