君の声。
voice4
【陸side】
次の日、陽は足に
大きな絆創膏をしていた。
大きなミッキーが
陽の膝で笑っている。
「陽、その足
どうしたの?」
『転んだ。』
いつもの陽だったら
指を足に見立てて
転ぶ動作をしてくれる。
でも、今日はノートに書いた。
「陽は相変わらずドジだな。」
そう言ったら、
いつもは小突いてくるのに
今日は俯いている
「昨日、用事って言ってたけど
何してたの?」
陽はしばらく黙ってたけど
『友達と遊んでた』
そう言った。