君の声。
【悠斗side】
「おっはよー、
ミナミちゃ・・・ん?」
司は今日も陽に声を掛けた
けど、その陽がいない。
「あれ、悠斗。
ミナミちゃんは?」
「俺が知ってるわけ
ないでしょ。」
「いっつも俺らより
来るの早いのにね」
「たまには寝坊とか
するんじゃねーの?」
「うっそー」
陽は、寝坊なんかするヤツじゃない
そんなこと承知の上で言った
アイツはきっと、俺たちを避けてる。
陸の所にでもいるんだろう。