君の声。


今、何が起きた?


陽の顔に
バスケのボールが
激突?


司は早くも陽を
体育館の隅に引きずり
座らせている


「陽、大丈夫?」

いや、大丈夫な訳がない

陽は右目を押さえていた


「冷やしたほうがいいな。

保健室行こう。」


俺がそういうと
陽は、もたつく足で立ち上がり
1人で歩き始めた



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