君の声。


「おい、ちょ・・・」

陽はフラフラと前進していく


「ミナミちゃん、危ないよ」


俺と司は陽を捕まえた


陽は首を振り
人差し指を立てた後で
OKサインを出した


「1人で行けるってこと?」

『うん』


「やめとけよ
ついてくよ。」

俺が言うと


「階段あるし、危ないよ」

司も続いた


それでも陽はかたくなに首を振る



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