未練〜キミガスキ〜
「あの〜…」
席についてから,誰かに声をかけられた。ふと後ろをみると,少し顔を赤らめながら私を見ている女の子がいた。
「あの…私…あの…」
(この子…どこかで…?)
「もしかして,模試のときの?」
「あっ,うん。同じクラスだったから,声かけようって思ってて…」
「あぁ〜そうだったんだ〜!あたし晴希っていうからぁ」
「う,うん…あ あたし…」
「智佳ちゃんだよね?」
「えっ?うん…覚えててくれたんだ…」
「うん!じゃあ…また後でね〜」
あたしが向かったのは…やっぱりトイレ。
なんでかっていうと…
ポケットの中でさっきからず〜っと携帯が鳴ってる。
さっと開くと,優から電話が何回もかかってきてた。
そしてまた…
「はいはぁい!」
「はいはぁい じゃねぇよ!なんで出ねぇんだよ!」
「ゴメン…」
「心配させるような事言うなよ!」
「えっ?」
「おまえ…可愛いから心配なんだよ!」
「えっ???あっ…」
カッコイイ人ばっかりって言ったから…?
「ゴメンね…優。でも,あたしは優しか見てないよ…」
「おぅ…じゃ…後でな」
はぁ…
なぁんか優がいないと嫌だなぁ。小学の時は,学校にさえいけば優がいたのに…
ここにきたって優はいないし…。つまんないの…
あっ!式!!!
ダッシュで走って間に合った。式は長々とされ,教室に戻った。
「疲れた〜っ」
「ねぇ…晴希ちゃん」
「ん?」
「あのさぁ…私と友達になってくれないかなぁ?」
「え?」
「あっ…嫌なら…いいんだけど…」
「もう友達だよ!」
「そ,そうなの?」
「うんっ!じゃあ,なんか呼び方決めないとね〜」
「うん…なんにしようか…」
「智ちゃん! は?」
「いいよ〜!」
「はるぅ〜」
うしろからマキが駆け寄る。マキって苗字で,下のなまえはすみれ。
「お〜マキ〜 どしたぁ?」
「明日一緒に学校行こう?」
「うん〜 7時半に歩道橋の下ね〜」
「はいはぁい」
「あたしもハルって呼んでいいかな?」
「うん!そのほうがいい!」
席についてから,誰かに声をかけられた。ふと後ろをみると,少し顔を赤らめながら私を見ている女の子がいた。
「あの…私…あの…」
(この子…どこかで…?)
「もしかして,模試のときの?」
「あっ,うん。同じクラスだったから,声かけようって思ってて…」
「あぁ〜そうだったんだ〜!あたし晴希っていうからぁ」
「う,うん…あ あたし…」
「智佳ちゃんだよね?」
「えっ?うん…覚えててくれたんだ…」
「うん!じゃあ…また後でね〜」
あたしが向かったのは…やっぱりトイレ。
なんでかっていうと…
ポケットの中でさっきからず〜っと携帯が鳴ってる。
さっと開くと,優から電話が何回もかかってきてた。
そしてまた…
「はいはぁい!」
「はいはぁい じゃねぇよ!なんで出ねぇんだよ!」
「ゴメン…」
「心配させるような事言うなよ!」
「えっ?」
「おまえ…可愛いから心配なんだよ!」
「えっ???あっ…」
カッコイイ人ばっかりって言ったから…?
「ゴメンね…優。でも,あたしは優しか見てないよ…」
「おぅ…じゃ…後でな」
はぁ…
なぁんか優がいないと嫌だなぁ。小学の時は,学校にさえいけば優がいたのに…
ここにきたって優はいないし…。つまんないの…
あっ!式!!!
ダッシュで走って間に合った。式は長々とされ,教室に戻った。
「疲れた〜っ」
「ねぇ…晴希ちゃん」
「ん?」
「あのさぁ…私と友達になってくれないかなぁ?」
「え?」
「あっ…嫌なら…いいんだけど…」
「もう友達だよ!」
「そ,そうなの?」
「うんっ!じゃあ,なんか呼び方決めないとね〜」
「うん…なんにしようか…」
「智ちゃん! は?」
「いいよ〜!」
「はるぅ〜」
うしろからマキが駆け寄る。マキって苗字で,下のなまえはすみれ。
「お〜マキ〜 どしたぁ?」
「明日一緒に学校行こう?」
「うん〜 7時半に歩道橋の下ね〜」
「はいはぁい」
「あたしもハルって呼んでいいかな?」
「うん!そのほうがいい!」