sick


「退院出来たらどっか行こうか」


「えっ ホントに!?」


「遠出は出来ないけどみんなと行こうぜぃ」


病院生活で退屈な詩保のために提案したのだ



「うわぁー嬉しい。私頑張って退院するよ」

満面の笑みで言った



その笑顔を見て秋維は詩保の手を握った



「あきちゃん?」

首を傾けながら聞いてくる


「詩保 俺・・・」

ギュと手を強く握った


「俺・・・お前が・・・」






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