sick
一通りの診察が終わって悠が
「この調子なら明後日くらいには退院だね」
と笑顔で言った
「本当ですか!?やったー」
手をあげてはしゃぐ詩保
「こらっ んなにはしゃぐとまた悪くなるよ。退院の話ししたいからお母さんに声かけといてくれない。今度いつ来るの?」
「えーっと予定だと4日後なんですよ。明日来れるか電話で聞いときます。」
「わかった。じゃあ明日のお昼頃また来るからおとなしくしときなっ」
そう言って悠は出て行った
「よかったな 詩保。」
「うん♪嬉しすぎる。
あっ 私お母さんに電話してくる。早く教えてあげたいし」
「俺も蛍斗達に知らせたいから帰るよ。電話のとこまで送る。」
「そんなに心配しなくて大丈夫だよ。無茶しないし」
「心配してるわけじゃないよ。いいから行くぞ」
ガタッと椅子から立ち上がり詩保に手を貸しながら病室を出た