sick
ガチャガチャと鍵を回してドアを開けた
「久しぶりの家だー」
慌ただしく靴を脱いでリビングへと走った
「こーら 詩保!走っちゃダメでしょ!!
まったく・・・あっ秋維君もどうぞ入って」
「えっ 嫌、俺は・・・」
遠慮するかのように手を振りながら答える
「あきちゃんも入って。後で楓達も来るんだし、大人数の方がいいよ」
退院がよっぽど嬉しかったのかニコニコしながら言う
「詩保もあぁ言ってるし どうぞ」
「あっじゃあお邪魔します」
礼儀正しく挨拶しながら入る
「今何か飲み物出すから座ってて。詩保も疲れただろうし座ってなさい」
「はぁーい」
おとなしくソファーに座った
その横に秋維も腰をかけた