sick
「おはよ- みっちゃん 絵理(えり)」
「おはよ- 楓」
「いいな-楓は」
「何が?」
「三原君と喋れて」
「はぁ?秋維と!?何で秋維と喋れてうらやましいのよ?」
「何でって 三原君だよ!!
三原君といえば、顔は格好良いし、スポーツ万能だし、おまけにあの気を許した人の前でしか笑わないあのクールな感じがたまらないじゃん。そうだよね!満香(みつか)」
「まぁね。それにうちの学校のイケメントップ5のメンバーだし」
「イケメントップ5!?何それ??」
「知らないの 楓」
「う、うん」
「はぁー。だってうちのクラスにはトップ5中、3人がいるのよ。知らないってあんた・・・」
「えっ!?3人もいるの!誰??」
「誰ってあんた・・・
その中の1人はあんたの彼氏よ」
「えー蛍斗!?嘘だ-」
「嘘って彼氏でしょうが。
だからメンバーは
1人目が三原秋維。
2人目は高ノ内蛍斗。
んで3人目が山上翔。」
「山上翔ってうちのクラスの委員長の?」
「そう。委員長だよ。
頭脳明晰 冷静沈着 んでもって眉目秀麗とくれば人気者でしょ。
ただ全くっていうほど人と喋らないんだょねぇ。」
「クール過ぎて誰も近寄れないって感じだよね」
「確かに。私も話したこと無いなぁ」
(山上君ねぇ・・・)