sick
「いらっしゃい みんな」
「お邪魔します おばさん」
「どうぞ。
あら?見たこと無い子ねぇ?」
「ああ。僕達のクラスの委員長です」
「初めまして。山上翔といいます」
「まぁ そうなの。
初めまして。詩保の母です」
お母さんらしい優しい笑みを浮かべる。
「どうぞ上がって。詩保は部屋にいるから」
「あっ はい。ありがとうございます」
「いえ。ごゆっくり」
「おい 山上。こっち」
「勝手に上がっていいのか?」
「あっ!?いいんだよ。別に」
そう言ってトントンと階段を上がっていった