sick
「あの・・・えーっと・・・何から話せばいいんだろう・・・」
少し困ったように首の後ろをさわる。
「さっき、学校に来い。って言ったよね?」
「ああ。」
「私もね、行けたら行きたいの・・・」
はぁ?と言った顔を浮かべる翔。
「だったら来ればいいじゃねえか。今日会った感じじゃ友達なんだろ あいつら。だったらいじめとかの心配もないだろうし。来たいなら来いよ!」
「簡単に言わないで!!」
涙目になりながら叫ぶ。
「簡単に言わないでょ・・・」
語尾が聞き取れないくらいに小さい声で再度呟いた。
「簡単に。って簡単だろっ。来たかったら来る。何が難しいんだよ!」
わからないと言う表情をする。