sick
ガチャ
「ただいま」
「お帰り~秋維。今日は早いわねぇ。詩保ちゃんのとこ行かなかったの?」
「いってきたよ。でもそんなに体調よくなさそうだったから帰ってきた」
「あら~そうなの。詩保ちゃん早くよくなればいいのに・・・」
「ああ。ほんと早くよくなってほしいよ。
じゃあ俺部屋に行くから」
「わかったわ。今日お父さん遅いらしいから」
「わかった」
リビングから出て部屋がある2階まであがっていった。
ガチャ バタン
(はぁ。俺何やってんだろう・・・)
さっき翔にいってしまった言葉にたいする複雑な気持ちが心の中をしめているのだ。
”ブーッブーッ”
しばらくベッドに横になって考えごとをしていたら携帯がなった。
「もしもし」
「秋維 俺だけど」
「蛍斗 どうした?」
「今からお前んチ行っていいか?」
「うち?別にいいけど」
「わかった。じゃあ今からいく」
「ああ」
「じゃあな~」
ブチッ
幼馴染なだけあって親同士も仲良くそれに家も近く夜にくるというのも日常的だったりする。
だから親も突然誰かがきてもあまりびっくりしたりはしないのだ。