sick


「山上とさ、どうなったか気になって・・・・」


「そのことか・・・」


そっと呟き蛍斗が座ってるベッドの前に椅子を持っていき自分も腰かけた。



「どうなったかって聞かれても別に喧嘩とかしてねぇし。ただ・・・・」


「ただ?」


「・・・ただ、頼みごとしただけだよ」


「頼みごと?何頼んだんだよ?」


「・・・・・・これ以上詩保と関わらないでくれって」


「・・えっ!?まじで?!んなこと言ったのかよ・・」


「ああ」


「はぁ。 まぁ秋維は間違っちゃいないんだろうけど詩保になんの相談もせずにんなこと言っちゃダメだろう」


「だよな・・・。俺も言ってから思った。確かに俺の本心だけどやっぱ勝手なことはしちゃダメだよな」


「・・・」


「でも言わずにはいれなかった。殴ったのもそう。気付いたら手が出てた。俺、詩保に対してだと冷静じゃなくなるんだよな・・・」

「・・・秋維」














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