sick
「山上 山上!」
授業中、山上を呼んでる先生の声がボーっとしていた俺の耳に入る。
山上もボーっとしてたらしく慌てて返事をし当てられた所を訳していた。
今は英語の授業中だ。
でも俺にはそんなことより昨日のことで頭が一杯だった。
山上に言ったことは本心だったし関わってほしくないのも事実だ。
詩保は純粋で傷つきやすい。
そんな詩保にこれ以上酷いことを言ってほしくなかった。
だけど・・・今心をしめているのは罪悪感。
(はぁ。もうわけわかんねぇ。)