sick


「でもさそんなに元気なさそうに見えたか?俺。信也にも今日言われたんだよな」


「信也?信也って誰??」


「話したことあるだろ。高畑信也。同じクラスの友達だよ」


「なんか聞いたことあるような・・・。名前だけじゃ覚えてらんないよ。写真かなんかないの?」


「写真?ねぇだろ。ってかあった方がキモいだろ。男が友達の写真もってるとか」


「確かに。え-でも見たいな。今度撮ってきてよ」


「機会があったらな」


「やった。約束だよ」


「はいはい」



コンコン


いつも通りの2人の会話が繰り広げられていたら部屋のドアをノックする音が聞こえた。


「はぁい。どうぞ」


ガチャ


「秋維君 これからご飯なんだけどどうする?うちで食べてく?」


「あっもうそんな時間ですか。大丈夫です。今日は家に帰ります」


「そう。帰るなら気を付けて帰ってね」


「秋ちゃん帰るの?」


「もう7時近いしな。いつまでも詩保ん家いたら迷惑だろ。だから帰るよ」


「そっかぁ。じゃあ下まで送るね」


よし!といいながらベッドから立ち上がり秋維と母親の3人で階段を降りていった。











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