いちごみるくのフェロモン
カイの目を見ることができなくて下を向く。


嫌な沈黙が続く。


リリの心臓はバクバクなわけで、この沈黙が早く終わらないかと待ち望む。


「…そっか。」


ポンポンッ


と頭をなでてサンドイッチを食べるカイ。


なに、そのビミョーな答え。


もうちょっとハッキリしてほしい。


そう思いながらも、自分もサンドイッチを食べる。


でも、答えはともかく今はカイの隣にいれて


幸福な時間を過ごせた。

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