いちごみるくのフェロモン
カイのを食べたかったけど……
ガマンするか食べるか。やっぱり食べるが勝つわけで…。
やっぱり、おいしいのを食べなきゃね。
と、学校の中に足を踏み入れた。周りにいるのは男子生徒だけ。実は今の時間はカイを求め女子生徒全員が屋上に向かっている。
ゴスロリの服とその美貌で、男子生徒は視線を向ける。だが、気にして入られない。いち早く食べて、カイを見つける体力をつけなければ。
「ねぇ、君かわいいね。どうしてここに?」
食料を探していて声をかけられた。声をかけたのは制服のシャツのボタンを3つほどあけて、ネックレスして明るい茶髪でもってる、いわゆるチャライ男。