いちごみるくのフェロモン
「なっ!///」


チャラそうで慣れてそうなくせに顔を赤くする。もちろん回りの男子生徒も。


赤くされてもかわいいともなんとも思わないんだけど。


そう思いながらわざと耳元でこっそりと話す。


「もらうね。君の事…。」


そういってキスをする。回りの顔もさらに真っ赤に。チャラい男子生徒は赤くなりながら固まっている。私はというと、顔色もかえてない。そういって、すこし長めのキスをすると男子生徒はフニャフニャっと腰が抜けたみたいに座り込んだ。


味は…トマトってとこかしら。普通ね。


何事もなかったかのように立っている私はきっちりと評価をつける。今気づくと、周りからの視線は初めよりも格段に強く、多くなっている。
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