恋の証

それから涙が枯れるまで泣いた。

目が痛いはずなのに、心が痛い。
信也、信也…

私は信也の写真を抱き締め、身体を震わせた。
今までの思い出を一つ一つ思い出している間に、更に胸が痛くなる。

涙がもう出ない。

「私…」

生きてる意味が分からないよ。
こんだけ泣いて、笑う姿なんて想像出来ない。

死にたいよ…

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