恋の証
それから私は家から飛び出して、車道に突っ立った。
こうしたら死ねる、信也の所に行けるんだ。
…死ななきゃ…
信也が一人だから…
…怖い…怖いよ…
でも、信也と会えない方が怖いから。
そうやって、私は車が来た瞬間に飛び出した…
生温い風が、生温い血が、私の体に当たる。
痛くない、体がミシミシ言ってるけど私の頭は何も理解しなかった。
人が叫ぶ声が聞こえる。
でもそこから意識が足から頭の先まで一斉に吹っ飛んだ。