[短編]在りし日の記憶


その、子供が…

小さい頃の、私…??

まさか…。

見間違いかと思って、目を擦ってみたが、まだ、居る。

一人で、山を作って遊んでいる。

恐らく、4〜5歳だろう。

「…なんで……??」

私が棒立ちしていたら、砂場の私が、私に気づいた。

不思議に思ったみたいで、パタパタと私に近づいてきた。

「おねえちゃ…だあれ??」

「えっ??」

「なにしてるの??」


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