またいつか会おうね
でも、気付いた時には、僕の目の前に黒い影があります。

「逃げる事ないじゃないか、黒猫」

帽子を被った3人組の子供達が、黒いランドセルを背負って、僕に話しかけてきます。

「黒猫って、呪われる猫なんだよなー?」
「俺達が悪猫を退治しちまおうか!」

そんな会話をしていると、子供達は、地面にある石を手にとった。
< 2 / 33 >

この作品をシェア

pagetop