愛しの俺様くん
「俺が怪我させちゃったんだし、手当てするよ」

ニコッと爽やかな笑顔を向けてきた。

「あははー… ありがとーう…」

顔が引き攣ったのはきのせいですか?

片瀬くんは手際よく、湿布をはり、包帯を巻いてくれた。

てか、先生。どこいったんだろ…??

「…よし。できた。ほんとうにごめんね?花崎さん」

「あっ…うん。大丈夫…!」

あれ??なんであたしの名前…。

「俺、前から花崎さんのこと知ってたんだ」

「へっ??」


つい間抜けな声を出してしまった。

な…んで??あたし、目立つようなことしてないはず…。


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