甘い声

あたしなんて特別綺麗でも、可愛くもないから、そういう対象に見られる事はないと思ったけど、念のために…





アキラには近付かないようにした。



でも、嫌でも関わらなきゃいけない時もある。ましてや職場なら無視出来ない。



「アヤさん？」



その声に、体が震えた。
警戒しすぎなのかもしれない。自意識過剰なのかもしれない。



…でも。




この男は危ない。