甘い声
アキラは、頭をかきながら苦笑いを浮かべた。そして小さく前を指さす。




「今でもいいんですけど、アヤさんが心配で」



「え?」




ね?って顔して指を軽く揺らす先に目をやると、睨んでる女性群。



「……あぁー」



「だから、今じゃない方がいいかなぁと」



アキラのいう事もわかる。きっと今あたしがアキラにつきっきりになると、女性群はあたしに嫉妬する。




その後は、嫌がらせが妥当だろう。




女なんてそんなもん。
嫉妬の塊だ。
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